目立たなかった練習生 ~第五話~

1ラウンド開始のゴングが鳴りました!!

 

このスパーリングは2ラウンド制で行われます。

 

ちなみに1ラウンドは3分です。

 

僕がこの半年間、Sくんに伝えたことは大きく分けて4つだけです。

 

オフェンスではジャブとワンツー、ディフェンスではガードとパーリングのそれだけです。

 

ただ、ジャブでも3種類のジャブを伝えました。

 

力を抜いたノーモーションのジャブ、相手のガードへと引っ掛けるジャブ、左ストレートのような力強いジャブ。

 

ワンツーであれば基本的なワンツーからフェイントでタイミングを外すワンツー、ジャブボディから顔、ジャブで一瞬だけガードを押さえつけボディ、バリエーションは様々です。

 

ディフェンスもただガードするのでなく、ガードしつつも相手に向かって前進し、距離を縮めることで下がらせプレッシャーをかける攻撃的ディフェンス。

 

パンチ自体の種類は少ないですが、何よりも一つ一つの動きをしっかりさせることで実戦に使えることを意識しながら僕たちは練習してきました。

 

いよいよ始まった1ラウンド目。

 

まずはお互い様子を伺いながらのスタートかと思いました。

 

と、思いきや有望株Tくんは物凄い勢いで攻撃をラッシュをしかけてきました!!

 

1ラウンド始まって間もないのに、早くも倒しにかかる勢いでパンチを振ってきます。

 

流石にトレーナーが目をかけているだけあって、気の強さやキレ、そしてスピードがあります。

 

いきなりのラッシュは想定外でSくんは早くもコーナーに追い詰められてしまいました。

 

始まったばかりだからSくんは緊張で動きがかなり硬い。

 

しかし、半年間の練習は間違っていませんでした。

 

Sくんコーナーに詰められながらもしっかりガードし、ガードごしから相手をちゃんと見ています。

 

僕はSくんへ叫びました。

 

「S!!いいぞ!ナイスガードだ!!そんなパンチはガードしてれば恐くないからなな!!相手しっかり見てまずはリングを回れ!!」

 

体の硬い状態で無理に打ち合うより、まずはリングをまわり落ち着くことを優先させたかったのです。

 

動きの硬さからTくんのパンチで体ごと持ってかれてバランスを崩す場面もありましたが、それでもガードしっかりしているためパンチはまともにもらっていませんでした。

 

リングをサイドステップでまわるSくんに対して、倒す気で強打を振ってくるTくん。

 

Sくんはまだほとんど手を出していません。

 

ただリングを広くまわり相手の攻撃を外す、それを繰り返しています。

 

しかし段々とSくん動きの硬さは取れてきています。

 

1ラウンド始まって1分半、段々とTくんの手数が減ってきました。

 

1ラウンドからいきなり猛ラッシュしたため徐々に疲れが出てきたのです。

 

そして2分経過した頃、Tくんは明らかに手数を減らして体力を回復させようとしているのがわかりました。

 

これはチャンス!!

 

そう思った僕は、

 

「おいS!ノーモーションのジャブをパンパン打ってみろ!力は入れなくていい!!スピードを意識しろ!」

 

Sくんは指示通りジャブをTくんに連打でしました。

 

すると面白いようにジャブがTくんの顔にヒットします。

 

Sくんのジャブはダメージを与えるようなジャブではありませんが、ノーモーションで予備動作が見えず反応しづらいのです。

 

まさに練習通りの攻撃です。

 

Tくんは必死に前に出ようとしますが、それが逆にSくんのジャブの餌食となってしまっています。

 

鋭いジャブがTくんの顔を弾きます。

 

Sくんが優勢のまま、1ラウンド終了。

 

両者コーナーへ戻り、30秒のインターバル。

 

Tくん、コーナーへ戻るとき肩で息をしていました。

 

Sくんのジャブは肉体的なダメージは与えてなくても、精神的ダメージはしっかりと刻んでいたのです。

 

一方のSくんは疲れてはいるものの余力はまだ全然ありそうです。

 

前半はTくんの手数が目立ったがクリーンヒットはなかった。

 

後半はSくんのジャブの手数が目立った。しかも数多くヒットしていた。

 

つまりダメージはなくてもこのラウンドは明らかにSくんがとったのです。

 

30秒のインターバル中、まわりの人間がざわついているのを感じました。

 

そりゃそうだろ、ちょっと見ないうちにSくんは自分よりつよくなっているかもしれないんだから

 

30秒インターバルの僕とSくんの会話。

 

僕「いいぞ!一ラウンド目はお前がとってる。上出来だ!2ラウンド目はワンツーを使っていけ。距離が近くなったら右のショートでもいい。だけど、ガードはしっかりしとけよ!」

 

Sくんが力強く頷きました。

 

その眼は何時になく気合が入っていました。

 

きっと1ラウンド目でいけるという自信と手ごたえを感じたんでしょう。

 

カーン!(2ラウンド開始のゴング)

 

 

 

このときまだSくんが本領を発揮していないことは誰も知りませんでした。

 

つづく

 

目立たなかった練習生 ~第四話~

Sくんはつらかった過去を僕に話してくれました。

 

ここでは書けませんが、高校でイジメらていた時期があり登校拒否をしていたことがあったそうです。

 

Sくんつらかっただろうな、本当に・・・。

 

そしてその傷は今も癒えたかはわかりません。

 

しかし、傷ついた分きっと人に優しくなれる、人の痛みがわかる人間になれるとも僕は思いました。

 

無神経に人を傷つけたり何を言われても気にしない人間よりも、痛みを知った上で人に優しく出来る人間の方が僕は強いと思うからです。

 

だからSくんにはプロになって自信をつけてもらいたいなと改めて思いました。

 

一緒に練習してかれこれ半年以上たち、Sくんも形がしっかりしてきました。

 

バリエーションも少しだけ増え、顔つきもどことなく変わったような気もします。

 

ある日、僕はたまたま仕事が定時で上がれる日があり、Sくんにメールで「今日は仕事はやく終わったから、ジムへ夕方6時過ぎに行くわ」と伝えました。

 

Sくんは僕の都合に合わせて夕方6時ごろにジムへ来ました。この時間はプロの選手やそれを目指す練習生でいっぱいです。

 

とは言えいつも通り僕とSくんで練習していると、いきなりトレーナーからSくんに声がかかりました。

 

「おいS!お前Tとスパーリングだ。」

 

普段はあまりいることのない時間にいたSくんはTくんとスパーリングを指名されました。

 

このTくんっていうのは、トレーナーが目をかけている有望株の一人でした。

 

センスがある子で性格も気が強く、イケイケなタイプだからトレーナー好みので期待されていました。

 

Tくんは既にプロテストに受かっており、一か月後にデビュー戦を控えていました。

 

デビュー前とは言え一応はプロなのです。

 

トレーナーがどういう意図でこの組み合わせにしたのかはわかりませんが、Sくんは少し不安そうな顔をしていました。

 

TくんとSくんはほぼ同期に入門したそうですが、その歩んだ道のりは違いました。

 

片方は才能を見込まれてしっかりとした指導を受けた人間、もう片方はちゃんとした指導を受けずほとんど我流でやってきた人間。

 

かなり前にSくんとTくんはスパーリングをしたことがあったそうですが、Sくんは一方的にやられ、鼻血がかなり出たそうです。

 

僕はそのときのことを見たわけではありませんが、よくそんな危険なスパーリングをさせたなと思います。

 

だけど、Sくんはあのときのままではありません。

 

僕はこのスパーリングの組み合わせを聞いたとき面白いと思いました。

 

トレーナーや周りの人間がこのスパーリングをどう思っていたかはともかく、SくんとTくんはいい勝負すると僕は考えていたからです。

 

僕とばかり練習していたのでSくんは、自分の成長を計るのにいいチャンスだと思いました。

 

はっきり言って僕は有望株Tくんよりは強いです。

 

それはキャリアがある分当たり前で、僕といい勝負をするようになったSくんがやられるはずがないと思いました。

 

グローブとヘッドギアをつけ、いよいよリングに上がるSくん。

 

以前のこともあるのか、やはり不安そうです。

 

僕はそこで一言だけSくんに言いました。

 

「いつも通り。いつも通りでいいんだからな。」

 

するとSくんは小さく頷きました。

 

この言葉は何も気休めで言ったのではなく、本当にいつも通り練習でやったことを出せればいい勝負になると思っていたのです。

 

さっきも言いましたが、あの頃のSくんじゃありません。

 

あれだけ真面目に一生懸命やったんです、出来るはず。

 

 

(カーン!!)

 

1ラウンド開始のゴングが鳴りました。

 

つづく

 

 

 

目立たなかった練習生 ~第三話~

こんばんわ!!

 

三連休はみなさんどうお過ごしですか?

 

僕は奈良に行って温泉に入り、ラーメンを食べてきました。

 

温泉もラーメンもすごく良かったのですが、運転に疲れてしまいましたね(汗)

 

ってことで三話目スタート!!(無理やりだな・・・)

 

 

Sくんの成長を感じて僕は確信を持てました。

 

僕自身が難しい技術はできなかったため、常に基本を徹底して伝えていました。

 

しかし、この基本練習こそが大事であり侮れないと僕は思っていて、基本の積み重ねがいずれは応用に繋がると考えていました。

 

下手にいろんな技術や知識に手を出すより、基本の積み重ねを数多くやった方が身になると自分の経験から感じたからです。

 

基本練習は地味でつまらないですが、Sくんは真面目で文句ひとつ言わず毎日やってくれていました。

 

そういった意味でもこの子はいけると思ったんです。

 

練習して1カ月、ここまで出来たんだから上等だろうと自分は思いましたが、本人は自分の成長に気付いておらずやはり自信なさげでした。

 

だから僕は、

 

「お前強くなってるんだから自信持てよ。」

 

と伝えました。

 

これは自分自身の体験で気付いたことなのですが、人って他人の成長は見えても自分の成長は見えづらいです。

 

僕も練習生のとき、常に自分はダメなやつだと思っていました。

 

しかし、強い先輩達が「お前強くなってるんだから自信持てよ。」といつも声をかけてくれたのです。

 

強い人から言われるこの言葉には魔法がかかっており、何度もこの言葉に自信をもらいました。

 

自信がつくと人は急激に伸びたりすることがあります。

 

自分が先輩からそうしてもらった様に、今この言葉を後輩に受け継ぐべきと思いました。

 

だからSくんには毎日この言葉を伝えました。

 

実際に言葉だけでなく、Sくんは強くなっていたのです。

 

しかし、たまに不安になることがありました。

 

それは知らないうちに自分がSくんに対していろいろと強要していないかと言うことです。

 

Sくんはハッキリと言う子ではないから無理やり自分に付き合わされていないか、そう思うと不安になりました。

 

だから「俺が間違っていたり、うっとしいと感じたらいつでも離れて構わないんだからな。」と伝えていました。

 

しかし、それとは逆にSくんは日中にも自分にメールを送ってきて、「今日は何時にジムへ来ますか?〇〇の練習がしたいです。」、と言ってきました。

 

僕の都合に合わせてジムに来るようになり、自分のやりたいことや練習を自ら言うようになったのです。

 

自分の考えを持ったりやるべきことが見えてくるのは、かなり良い傾向です。

 

Sくんは間違いなく成長していました。

 

僕は仕事の都合から晩8時にジムへ通っていました。

 

プロの選手やそれを目指す選手はだいたい夕方6時から8時の練習です。

 

晩8時以降はフィットネス目的のおじさんやダイエット目的の女性が多い時間で若者はあまりいない時間帯でした。

 

そんな中で僕とSくんは練習をしていました。

 

だから、この間にSくんが成長していることを他の練習生たちはあまり知らなかったのです。

 

一緒に練習して4か月、基本がしっかりしてきたため他の練習生と差はないと感じました。

 

むしろ他の練習生より頭一つ抜けたんじゃないかなと思えたぐらいです。

 

ここまで基本をみっちりやった練習生は、このジムの中でだけで言えばSくんだけ。

 

そして僕もSくんとスパーリングすることがしんどくなってきました。

 

あまり手を抜けなくなってきたからです(笑)

 

本当に強くなってる。

 

それでもSくんは何故か自信なさげでした。

 

こんなに強くなってるのに何でだろ?

 

そこでふと思ったので聞いてみました。

 

僕「何でボクシングしようと思ったんだ?」

 

Sくん「僕、昔イジメられてて・・・」

 

やっぱり僕と似てる(笑)

 

笑い事ではありませんが、僕と被る部分が多いためどうしても感情を入れたくなってしまいます。

 

また余計に可愛く思えてきたのです。

 

そしてSくんのつらかった過去を聞くことになりました。

 

つづく

 

目立たなかった練習生 ~第二話~

こんばんわ!!

 

さあ、お待ちかねの第二話ですよ!!

 

誰も待ってませんかね(笑)

 

ではスタート!!

 

 

僕は思い切ってSくんに話しかけてみました。

 

「あのさ、もし俺でよければだけどさ、よかったら一緒に練習しない??」

 

話かけた瞬間、Sくんの動きは少し止まりました(笑)

 

Sくん「あ、はい!お願いします。」

 

だけど、少しだけ明るい笑顔で返事をしてくれました。

 

僕は内心ホッとしたのを今でも覚えています。

 

Sくんと話した印象は大人しくてあまり感情を表に出さない、という風に見受けられました。

 

僕に実績はないけど一応はプロだったから、Sくんは自分のこと覚えてくれていました。

 

最初は一緒に練習するとは言っても、Sくんの動きを知るために軽いスパーリング(練習試合)を2ラウンドしてみました。

 

Sくんと初めてやってみた感想を率直に言えば、基本的なことをやらず我流でデタラメな動き、でした。

 

しかしそれは当たり前のことで、何故ならばトレーナーからちゃんとした指導を受けていなかったからです。

 

トレーナーの目にとまらないとやはり指導にも差が出てきてしまうのです。

 

ただ、Sくんは僕の中では予想より運動神経が良くスタミナもありました。

 

正直なところ不器用さは隠せませんでしたが、彼には真面目と素直さがありました。

 

「ひょっとするとこの子いけるかもな。」

 

僕の中でそう感じ始めていました。

 

しかし動きがデタラメに変わりないのだから、一から基礎を伝えることにしたのです。

 

Sくんは不器用なところが自分と似ていたため、この子にはトレーナーがみんなと同じように教えても伝わりづらいだろうなと感じました。

 

感覚の鋭い子は1のことを教えれば4、5と勝手に応用をきかせますが、不器用な子は1の教えに対して0.5もしくは1、良くて2です。

 

僕は言うまでもなく後者でした。

 

だから覚えるのに非常に時間がかかりましたし、何度も同じ練習を繰り返して自分なりに練習内容を解釈していきました。

 

自分に近いSくんには基本を掘り下げてさらに基本を伝えることにしました。

 

理解しやすいように自分が学んだことをより噛み砕いて分りやすく、自分も人より覚えが悪く苦労したんだから、相手の目線に合わせることは出来るはず、そう感じたんです。

 

たまにいるんですが、「何でこんなことが分らないのかが分からない」とか「なんでこの程度のことが出来ないのか理解ができない」という人がいますが、自分にはそういう人たちが冷たく感じました。

 

何故なら出来ない人の気持ちを理解しようとせず、見下しているように感じたからです。

 

残念なことに学校の先生の中にもいたぐらいです。

 

そういう態度をとられ続けた側として、伝える立場になったなら絶対そんなこと言いたくないと思いましたし、自分がが出来るようになれば分からない人でも目線を合わせて上手く伝えられるとも感じました。

 

だからSくんの気持ちが痛いほどわかるし、理解できるように何故その練習をするのか、そしてどういう効果があるのか、その動きは対戦相手からすればどのように写るのか、まずは動きでなく言葉で分りやすく説明することにしました。

 

そして嬉しったのが、Sくんは素直に僕の言うことを疑うことなく一生懸命やろうとしてくれたことです。

 

きっと気持ちが伝わったんですね。

 

こうして始まった僕たちの練習。

 

Sくんはその日以来、毎日真面目に自分との練習を頑張ってくれていました。

 

そして一カ月くらいたった頃、明らかに成長していると感じました。

 

「この子いけるな。」

 

僕の中で確信めいたものを感じました。

 

つづく

 

 

 

 

目立たなかった練習生 ~第一話~

こんばんわ!!

 

最近一週間に一回の更新になっています(汗)

 

全然注目されているブログでもないので焦りとかはないですが、自分が決めたことに継続を出来ていないのが残念です。

 

もちろん自分に対してです。

 

時間がないはただの言い訳。

 

あ、いけないいけない!!

 

今回は前向きなブログを書くんだった(笑)

 

 

今回は自分が人の役に立てて嬉しかったお話を何回かに分けて書きたいと思いますので、宜しくお願いします。

 

これもボクシングをしていた頃の話になります。

 

かれこれ7年前の話なのですが、僕はプロを引退して体を鍛えることを目的にジムに通っていました。

 

引退してからのジムワークは精神的にすごく楽で、試合も減量もないので楽しい日々でした。

 

そしてこれから育っていくであろう若い練習生を見て羨ましがってました。

 

特に入門したての子の動きを見ると「俺もあそこから始まったんだよな。」と懐かしく感じるようになっていました。

 

それは自分を振り返るということで、そんなことを思う自分は引退したんだなと強く感じました。

 

練習生の中でもやはり有望株とそうでない子はいて、トレーナーの目のかけ方は正直なところ違います。

 

やはり才能ある子にはトレーナーも熱が入り、時間も費やします。

 

ボクシングジムとしても強い子を育てプロとして活躍させたいため、当たり前のことです。

 

しかし、トレーナーから見込まれない場合は熱意と対応に差を感じてしまうこともあります。

 

冷たいかもしれませんが、勝負の世界なのでそれが現実。

 

自分も引退し練習生と話したりする機会が増えていました。

 

たくさんいる練習生はみんな良い子達で、驚く才能を見せる子もいれば地道に頑張る子もいました。

 

その中でも大人しくて目立たなかった男の子が自分には印象的でした。

 

その子の名前をSくんとします。

 

Sくんは大人しくて口数も少なく、少し周りの練習生からからかわれこともありました。

 

当然ながらトレーナーも目にかけることなく、Sくんはいつも一人で大人しく練習していました。

 

僕は練習中いつの間にかその子に目がよく行くようになっていました。

 

何故なら昔の自分の姿と物凄く被ったから(笑)

 

僕「いつも一人で練習してるな。大人しいけど真面目そうだし、運動神経も悪くなさそうなんだけどな。高校生みたいだし何かもったいないな。」

 

そう思う自分がいました。

 

今思い返せば入門したての寂しかったあの頃。

 

そんなときに誰か声をかけてくれたら嬉しかっただろうな。

 

もしあの子が同じ思いをしていたとしたら放っておきたくないな。

 

声かけてみようかな・・・。

 

そんな思いが湧いてきました。

 

相手されなかったらされなかったでいいや!声かけてみよ。

 

そして僕はその子の近くに行き、

 

「あのさ、もし俺でよければだけどさ、よかったら一緒に練習しない??」

 

思い切って声をかけてみました。

 

つづく

 

 

僕と言う人間について

こんばんわ!!

 

ここ最近はお腹周りを見て思うのですが、かなり太りました(笑)

 

いよいよメタボ予備軍です!!

 

原因は単純に運動不足です。

 

それなのによく食べるから太るのは当たり前ですね。

 

フィットネスとして再びボクシングジムに通うか真剣に迷っています。

 

 

さて、タイトルの通り今日は僕のことをもう少し詳しく書こうかと思います。

 

「今更かい!!」って思われるかもしれませんし、「興味ない。」って思われるかもしれませんが、お時間ある方はよかったら読んでやって下さい。

 

僕の年齢は34歳で、普通のサラリーマンです。

 

一つ上の奥さんと結婚しており、息子が二人います。(長男4才、次男2才)

 

血液型はAB型で好きな食べ物はラーメン、趣味は釣りです。

 

正確は臆病者ですが、明るい一面もあります。

 

顔はよくV6の井ノ原さんに似ていると言われます。

 

ちなみ補足させてもらうと井ノ原さんみたいに爽やかでもありませんし、カッコよくもありません。

 

ただ、部分的なパーツが似ているだけだと思います。

 

兄弟は姉が一人いますが、結婚しているため大阪にはいません。

 

父はとある大きな会社の取締役をしており、母は専業主婦です。

 

これは決して自慢ではありませんので、後に詳しく説明させていただきます。

 

現在のプロフィールをざっくり書くとこんな感じになります。

 

生い立ちはと言うと、小さい頃から弱虫で気が弱く、からかわれることがよくありました。

 

今でもか・・・(笑)

 

小学生のときまでは人と比べてそんなにトロいと自覚していなかったけど、中学生になり成績を見て周りの人より劣っているという事実に気付かされました。

 

全く自慢にはなりませんが、成績は下から数えてかなりの上位クラスでした。

 

ただ、決して勉強をしていなかった訳ではなく、勉強の仕方がわかりませんでした。

 

だから余計につらかったです。

 

父は仕事上まわりにはそれなりに肩書きを持った人しかおらず、そのお子さん達も優秀だったそうです。

 

だからよく、「〇〇さんの息子さんは〇〇高校へ行ったぞ」と僕に言ってきました。

 

しかし、僕の成績があまりにも酷いもんだから進学塾へ無理やり入れられました。

 

今でも覚えていますが僕は泣きながら断りました。

 

しかし「お前のため」と言われ結局は塾に通うことになったのです。

 

これが地獄のはじまりで、塾では成績が貼り出されます。

 

だからいっつも先生に怒られていましたし、陰で笑われていました。

 

塾の授業には着いていけない、だから行きたくない、気分が滅入る、もはや悪循環でした。

 

父はいつも僕に「勉強できない人間は一生冷や飯だ」と洗脳的に僕に言ってきました。

 

だから中学生から高校生の間はそれをまとも信じており、「俺の未来って真っ暗なんだ」ってずっと真剣に思っていました。

 

今思えば結局この過程が今のコンプレックスの塊のような人間にしてしまった気がします。

 

しかしボクシングと出会い、大学時代にアルバイトをたくさんしたことで一気に考え方が変わりました。

 

高校までは箱入り息子の僕でしたが、外の世界に触れると父の考えが大間違いであるということに気付かされたのです。

 

勉強が出来なくたって強く生きている人間は世の中にたくさんいますし、勉強出来なくったって成功した人はいます。

 

その現実を見て考え方が変わると同時に、偏った考えの父が全く尊敬できなくなっていました。

 

むしろ父を見て「こんな汚い人間にはなりなくない」と思う自分がいました。

 

地元の友達からは「お前のお父さん〇〇会社のお偉いさんなんだろ?尊敬しちゃうな。」って表面的な部分だけ見て軽く言うバカが何人かいますが、本当にキレそうになります。

 

「何も知らないくせに」

 

とまあこんな環境で育ったのですが、ある意味では何不自由なく育ったと言えますし、ある意味では不自由な環境に育ったとも言えます。

 

結局、外の世界に触れ自分は全く父とは正反対の人間になりました。

 

貧乏人のサラリーマンですが、僕は父のようにならなくて良かったと思います。

 

今の奥さん、息子二人にも出会えた訳ですしね。

 

奥さんには収入面で迷惑をかけていますが・・・(笑)

 

収入では到底父には敵わないですが、自分には自分の生き方があります。

 

たぶん今が正しいと思えるなら、歩んできた道は間違ってなかったと僕は思ってます。

 

それにしても父のような人間が会社で人を動かしていると思うと会社って恐いなって思います。

 

うーん、何か途中から愚痴っぽくなってしまいすいません。

 

昔を思い出しながら書いていたのですが、だんだんとイライラしてきて書くのを途中で切ってしまいました。

 

だけど大まかには知ってもらえたと思います。

 

結局人間って肩書きだけでは判断できないですよね。

 

めちゃくちゃ無理やり締め括ってしまいました(汗)

 

今回はかなりネガティブなブログだったので、次回はこんな僕でも人のお役に立てたお話を書こうと思いますので、またよかったら読んでやって下さい(*^_^*)

 

 

 

 

 

腕時計の電池交換

こんばんわ!!

 

金曜日の話になりますが、大阪でも地震ありましたよね??

 

僕はそのとき職場にいて座りながら作業していたのですが、結構揺れたにも関わらず僕

 

以外の人間が地震に気付いていませんでした(笑)

 

その時の会話

 

僕「あれ?先輩、なんか揺れてないですか??」

先輩「え?ぜんぜん揺れてないよ。」

僕「けど、窓がやたらガタガタ言うてますよ。」

先輩「工場ボロイからなー。ははは」

 

結局地震はおさまり、その時は強風で工場の窓が揺れたという話で終わりました。

 

でも仕事が終わってみるとやはり地震だとわかりました。

 

うちの工場は確かにボロイ。

 

しかし、仮に大地震が来たとして同じような会話を先輩としてて、僕らは逃げ遅れないか不安になった出来事でした(笑)

 

 

 

前置きが長すぎました。

そうそう、今日時計の電池交換に行ったんですよ。

僕が6年前から愛用しているGショックです。

奥さんが誕生日プレゼントでくれたので大切に長年使用してきたのですが、やはり6年も経つと傷も増え電池も切れてしまいました。

さっそく電池交換をしてまた使おうと思い時計屋に行きました。

 

そのときの会話

 

僕「この時計の電池を交換してもらいたいのですが。」

店員「このタイプは2500円かかりますが宜しいですか?」

僕「え?そんなにかかるんですか!?」

店員「そうなんですよー」

僕「ま、また来ます(汗)」

 

そして撤退。

 

てっきり1000円くらいと思ったのですが、まさか倍以上するとは・・・。

 

小遣いが少ない僕に2500円は痛すぎます。

 

そして考えました。

 

そうだ!!自分で交換しよう!!

 

家に持ち帰りドライバーで中を開けると電池らしきものを発見しました。

 

それを取って電池の型番を調べ、百円均一に。

 

同じ型番の電池を発見しました。

 

購入してそれを電池にはめると・・・、動いた!!!

 

えらい簡単にあっさり出来ました(笑)

 

時計店はこの作業で2500円もとるとはボッタくりもいいとこだと思う。

 

しかし、考えてみれば世の中のもの全てがほぼ人件費が高いのでしょう。

 

飲食店も工場もタクシーも人件費が大半を占めている。

 

そう考えればそんなものなのかもしれません。

 

車のちょっとした部品交換も機械の修理も自分で出来さえすれば物凄く安くできるのかもしれません。

 

お金があれば店員に任せていたでしょうが、お金のなさから自分で交換するという行動になり勉強することが出来ました。