PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

おじさん

こんばんは!!

いつもながら唐突な質問なんですが、名も知らない人に恩を受けて忘れられないって経験ありませんか?

きっとみなさん一度や二度はあると思います。

助けてもらったけど、お世話になったけど、お礼すら言えなかったってこと。

僕にも何回かあるので、今回はそんなエピソードを1つお話します。

良かったら読んでやって下さい^_^



遡ること僕が小学5年生のときの話です。

僕の家のすぐ側は海で、僕は釣りばかりしている少年でした。

僕が釣りしていた場所は足場も悪くないし釣り人もたくさんおり安全でした。

だから小学生ながらに安心して一人で釣りに出かけていました。

ある日曜日の朝、一人で釣りをしていると「釣れたかな?」とおじさんが声をかけてきました。

釣り人が声を掛け合うのはよくあるので、全然怖くもなく「釣れてないよー」と笑顔で答えました。

するとおじさんは「ここ空いてるかい?」と僕の隣を指さしました。

釣りをするポイントたくさんあるのに何で僕の隣なんだろうとは思いましたが、すごく優しそうなおじさんなので、子供ながらに安心して一緒に釣りをすることになりました。

その日は天気もよくて釣りをしながらおじさんといろいろな話をしました。

お昼になり、一度家に帰って昼ごはんを食べに帰ろうとすると「おっちゃんが竿を見といてあげるから昼ごはん食べておいで。」と優しく言ってくれました。

今の大人になった僕なら信じませんが、その頃は純粋でおじさんに竿を預けて昼ごはんを食べに家に帰りました。

すると家は留守でした。

両親は出かけており、鍵かかっていて家へは入れませんでした。

まあ昼ご飯なんて食べなくてもいいかと思い、再び釣り場へすぐ戻りました。

すると

おじさん「あれ?えらい早く帰ってきたな!」

僕「家に誰もいなかった(笑)」

と笑いながら答えました。

おじさん「そうかー。おじさんトイレ行きたいから竿を見といてくれるか?」

僕「わかった!!」

おじさんはその場を離れ、20分ぐらいして帰ってきたと思ったら、たこ焼きとジュースを手に持っていました。

おじさん「たこ焼き食べるかい?お腹空いてないか?」

おじさんはトイレだと言って、たこ焼きとジュースを僕に買いに行ってくれたのです。

僕「いいの?ありがとう!!」

子供の僕は喜んで食べました。

夕方になり、両親が僕を見にきました。

おじさんにお世話になったことを話すと、両親はお礼を言いました。

けど、おじさんは「いえいえ、私何もしてないんで。」と答えていました。

立派なおじさんです。

そして、おじさんにお礼を言いお別れ。

僕「今日はありがとうね!!」

おじさん「うん、ありがとうな!また一緒に釣りしような!!」

おじさんに手を振りながらさよならしました。

釣りにはこうした出会いがあるからいいなと思います。

もちろんその場だけの関係ですが、いい関係なら何回あってもいいなと思います。


そして、それから4年くらい経った頃だと思います。

中学3年生の春。

家から少し離れたポイントで釣りをしていました。

すると、誰かが「釣れますか?」と声をかけてきました。

僕は「釣れないですね。」と答えると、「たぶん君じゃないかな。あのときあそこで一緒に釣りしたのは。」

その言葉を聞いて思い出しました。

おじさんだ!!

長年の月日が経って僕はおじさんの顔を忘れていましたが、おじさんは僕のことを覚えていてくれていました。

僕「あっ!!あの時の!!覚えてます!!」

おじさん「やっぱりそうか!大きくなったな!!また一緒に釣りしような!!」

そのときのおじさんは釣り道具は持ってきておらず、奥さんと釣りを見に来ただけですぐに帰りました。

おじさんは変わらず優しそうでした。

今でも誰かはわかりませんが、初対面の僕に優しくしてくれたおじさん。

本当にいい思い出です。

僕もそんな素敵なおじさんになりたいです。