PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

祖父の米寿

おはようございます!!


昨日は久々に父方の祖父の家へ行ってきました。


祖父と会うのは約半年ぶりですが、前回あった時よりかなり痩せていました。


祖母は僕のことを何とか覚えていますが、少しずつ痴呆症が進んで来ており会話が噛み合わなくなっていました。


耳も遠く半分以上の会話が祖父へ届いていません。


時折、祖母と会話していると実在しない架空の人物が登場し、誰のことを言ってるのことをわかりませんでした。


祖父の家は兵庫県の田舎にあり、今年88歳の米寿ということでお祝いをしようと集まりました。


集まったと言っても僕ら家族と父と母です。

(祖父・祖母・父・母・我が家4人)


僕と父は祖父の家に来ているので、お互いに適当な会話をしてやり過ごしていました。


祖父の家に到着して1時間後、お店に頼んでいた仕出しが家に運ばれて来ました。


みんな先につき、食べる前にそれぞれが祖父にこれまで88年間生きてきたことへの感謝と労いの言葉をかけさせてもらいました。

(仲の悪い祖母は何も言わず)


祖父は長年生きてきた自分の人生を振り返り、いろいろな感情が湧いてきたのか泣いていました。


僕は祖父に聞きました。


僕「ジイちゃん、これまでの人生は長く感じた?」


祖父「いや、短かったのう。あっという間。」


僕「そうか。だったらあと20年生きて108歳になって、100歳超えのパーティーしないとな!」


祖父「あと10年欲しかったわ。」


僕「98歳までってこと?」


祖父「いや、10年前に戻りたい。」



この言葉を聞いた時、祖父は10年前から現在にかけて色々な後悔があるんだと感じました。


いろいろな後悔がある中でも一番の後悔は農業の後継者の問題だと思います。


前のブログでも少し書いたのですが、祖父の農家には跡継ぎがおらず、不動産に土地を手放す手続き中。


父は継ぐ気はありません。


僕も家族がおり、大阪に家を買ってしまっています。


ただ、6年前に祖父は僕に家と畑を僕に授けたいという手紙を僕に送ってきていたのです。


そのときはまだ子供もおらず、奥さんと籍を入れたばかりでした。


かなり悩みましたが、結局それは断ることになりました。




今年、老化と過労で三度も入院した痩せ細った体で、祖父はモミを農協へ運びます。


当然ながらモミの量はかなり多いから、祖父の家から農協まで軽トラで何往復もしなければなりません。


祖父「今年は体がもうきつい。誰か来てくれんかの・・・。」


祖父の力のない目は僕に言ってるように感じてしまいました。   


胸が痛い。


今の僕には家族もいるし、平日は自分の仕事があるから農業を手伝いには行けません。


それに農作業なんてやったこともないです。


ただ、祖父の年齢と体の痩せ方からすれば限界がきているのは明らかです。


老体に鞭を打って必死に働いてる祖父を想像すると胸が苦しくなります。


頭の片隅にいよいよ僕が継ぐべきなのかよぎりました。