PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

知られない成功者

おはようございます!!


来週はいよいよ会社の健康診断です。


僕はバリウム飲むが本当に嫌です!!


何ですか、あの生コンみたいな液体は(笑)



さて、本題。


みなさんはときに成功者の定義って何だろうって思ったことありませんか?


世間一般の成功者のイメージって、お金持ちで名前が世に知られてて、大きな家と高級車、そして美人な奥さんってとこですかね?


ただ、僕個人の成功者のイメージは自分の道を進み、結果関係なく満足して終われた人を言うのではないかと思います。


人って不思議なもので成功者のサクセスストーリーを聞くと、無意識にストーリーよりも結果を見て判断しているような気がします。


と言うのは例をあげさせてもらうと、ある人物がいたとして、その人は苦労に苦労を重ねた上に夢を叶えたとします。


もし、この夢が大会社の社長さんのサクセスストーリーなら、聞き手の人たちも「おぉーー!やっぱりあの人すごい!!」ってなると思います。


しかし、この夢が小さな町工場の知られていない会社の社長ならば「ふーん、苦労したんだね。」となる人が多いように思います。


この両者は自分への満足という点では変わらないとすれば、僕からすれば両者が成功者ということになります。


しかし、「いやいや、片方はお金持ちだし名前も知られてるけど、もう片方はお金持ちじゃないし成功してないじゃん。」って人もいると思います。


と言うか現にいました。


自分の思う、いわゆる隠れた成功者ってのは世の中にたくさんいると思っています。


前置きがかなり長くなりましたが、そのお話をします。


自分が通っていたボクシングジムにAさんという先輩がいました。


その人はプロ志望でありながら、なかなかプロテストに受からず、自分がジムへ入会する何年も前からテストを受けては落ち続けていました。


年齢も僕より上で、センスのない自分と同様にその人もセンスはありませんでした。


その人が不真面目な練習をサボる人なら何も思うことはなかったのですが、毎日真面目に練習して努力し続けていたため、仲間として応援していました。


あまりにもテストを落ちるもんだから悲しいことにジムの同僚でさえ陰で「あいつ辞めて他の道へ進めばいいのに」という声も聞こえました。


確かにそれもひとつの考えですが、僕はその人の諦めの悪さを見ていると、例え他の道を進んでもその人が笑顔になれるようには思えませんでした。


何年もかけて練習して、何度も落ち続けても頑張る人間に他の道へ行くことを伝えるのは本人のためかもしれませんが、残酷でもあります。


正直、センスのなさからトレーナーの力の入れ具合もあまり感じませんでした。


テストを落ち続けたある日、Aさんはジムから姿を消しました。


誰もが諦めて辞めたんだと思いました。


そしてAさんが来なくてなって半年後。


Aさんは再びジムへ来て「やっぱり諦め切れずまたやることにしました。」


またAさんの挑戦が始まりました。


この半年間、いろんなことを考えてここに戻って来たんだろうなと自分は感じました。


結局は僕が引退することになってもAさんはテストに受かっていませんでした。


そして、自分が引退してからしばらく経ったある日、ジムの後輩から「Aさんプロテスト受かりましたよ!!」と連絡がありました。


マジか!?


ボクサーのプロテストにおける受験資格は年齢34歳まで。


Aさんは34歳になり、ラストチャンスでテストをモノにしたそうです。


テストを受けた回数はおそらく10回以上。


自分は思いました。


「とんでもないこと成し遂げたな!」って。


結果だけを見れば、たかだかプロテスト合格かもしれません。


1年くらいで受かるセンスのある子にはこの凄さは分からないかもしれません。


しかし、Aさんのプロテスト合格への過程は大変でした。


プロを目指したものの何回もテストに落ちて、後輩には追い抜かれて、周りには笑われて、辛くて一回は辞めて、それでも諦め切れずにまた走り出して、長年かけて掴んだ夢。


このプロセスだけを見れば他の成功者たちと何ら遜色はない。


しかし、人は愚かだと思いました。


「やっと受かりやがった。」


「たかだかプロテストに何回おちてるの(笑)」


そんな声がチラホラ聞こえたのです。


お前らそれは違うだろ。


同じ過程を歩めと言われたら出来るのか。


絶対出来ないと思います。


夢の大きさで認める認めないはおかしいです。


大切なのは過程。


この結果が世界チャンピオンならみんな讃えたと思います。


僕はAさんを成功者だと思いました。


Aさんが引退してからある日、道でバッタリ会いました。


そのとき言った言葉が忘れられません。


「僕のような人間がプロになれて本当に良かったです。また新たな目標に向けてチャレンジします。」


本当にすごい人です。