PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

負けるな!! 〜第4話〜

おはようございます!!


ではでは続きです。


どうぞ^_^



2週間後の午前中、ついに社長達が4課のフロアに来ました。


重役達も後ろにゾロゾロいて、やたら威圧感があります。


リーダーの僕は清掃した場所やレイアウトを変えたところを説明しなければならないため、社長達のもとへ行こうとしました。


そして副リーダーのHくんと共に二人で行こうとすると、課長が「Hくん!!行かなくていいから。彼一人に説明させて。」と言い、いきなりHくんを呼び止めたのです。


こんな大事な場面で何も邪魔することはないだろと思いました。


しかし、社長達が待っているため課長と言い合ってる暇はありませんでした。


結局一人で説明に行くことになり、ここは気持ちで乗り越えるしかないと腹をくくりました。


そして、社長達の元へ行き説明。


威圧感にビビりながらも、この2週間みんなでやってきたことをしっかり伝えることを心がけました。


社長達はとりあえず黙って聞いてはくれているので安心はしました。


しかし、そこでコンサルの人がいきなり「こんなところに重い物を置いちゃいけないなー。危ないし効率的とは言えないよー!!」と専門知識を武器に横から指摘してきました。


(何だこいつ!!)


そのコンサルの言い方がやたら嫌味ったらしくトゲがあって、人間的に嫌なヤツに思えました(笑)


次々とコンサルが遠慮なく指摘してきて、内心「こっちはみんなで必死にやったのににそこまで言うか!!」と思いました。


社長達はコンサルの指摘に、流石は先生と言わんばかりにうんうん頷いています。


僕の心の声「全く、自分の社員の頑張りとコンサル野郎の言葉、どっちが大事なんだよ社長!!」


2週間みんなで頑張ったのですが、いっさい褒められることもなく、指摘だけされまくって社長達は違うフロアへ消えました。


確かに僕らは専門知識は無いにせよ、かなり掃除はしたし作業のことを考えて、動線を意識して整理整頓もしたつもりでした。


しかし、コンサルの専門知識から言わせるとなっちゃいない。


これからずっとあんな感じで来るのかと思うと憂鬱になりました。


そして何より誤算だったのが採点。


社長達はチェックに来るたびに採点をつけてると聞きましたが、そのときの採点結果は僕らリーダーには伝えられず上司の課長のみに伝えられるのです。


つまり採点結果はリーダーには教えられることはなく、課長のみが採点を知るという言う訳の分からないルールがありました。


社長達が帰り、課長のところへ戻ると採点結果は早速伝わってたみたいで、課長は不機嫌な顔をしていました。


この顔からして点は良くなかったのだろうと察しましたし、怒られることも覚悟しました。


課長「さっきコンサルタントの方からたくさんご指摘をいただいたぞ!!それと他の課と比べて全然あかんって言われたで!!お前いったいみんなに何を支持したねん!!」


第一回目のチェックからいきなりきつく怒られる(笑)


しかも早朝からHくんと来て、みんなの力も借りたのに結果がこれとは・・・。


これから2週間おきに社長達が来るのに、その度にこんなに怒られて僕は最後まで持つのか?


その後すぐ昼休憩になりHくんにさっきのことを報告しました。


Hくん「さっきは同行できずにすいませんでした。先輩怒られてましたね。」


僕「いや、課長に止められたら行けないだろ(笑)それよりコンサル野郎かなり面倒くさいぞ!!」


そして、Hくんに指摘された内容を全て話すと「その指摘ってヤツの主観も入ってますよね(笑)」と言いました。


僕「そうだろ!!だいたいさ、まず俺達の頑張りの姿勢を見てくれよな。まずそこだと思うんだけどなー俺は。」


Hくん「そうですよね。言われる一方やとやる気なくしますもんね。」


僕「次にヤツらが来るまでに指摘されたことをとりあえず全部改善しよ。そこからやるしかない。」


Hくん「はい!」


そして次の日。


また早朝から二人の3S委員の仕事が始まりました。  


Hくんは嫌な顔一つせず早朝から頑張ってくれているし、みんなも協力してくれているんだから、怒られようがとにかくやるしかありません。


しかし、朝の時間は経つのがとても早い。


あっという間にAM8時半になり、作業開始のチャイムが鳴りました。


そのとき、ある人が僕のところに来ました。


Uさん「〇〇くん、私のとこの現場がキレイになってるんやけども、いつ掃除と整理してくれたの?昨日帰るときには変わってなかったよ。」


この人は同じ4課のUさんというおばちゃんで年齢50歳くらいのとても優しい人でした。


Uさんはもともとパートさんだったのですが、人望と実力を買われて社員に昇格した方でした。


しかも女性でありながら、1つ生産グループ任されるリーダーでもあったのです。


Uさんの生産グループは4課の中でもかなり多忙な方で生産量が多いため、3Sをする時間なんてほとんどないのは知っていました。


生産量が多すぎて晩の9時まで生産で残業している人間に、3Sをしろとは言えず朝に僕とHくんでUさんの現場をこっそりやっておいたのです。


もちろん4課全員でやるという決まりがあったため、本当はルール違反でしたが普段から世話になっているUさんにはこれくらいしたかったのです。


僕「実はあんまり言いたくないんですが、僕とHくん早朝から3Sをやってるんですよ。課長に3S委員の仕事を残業でやることを禁止されてまして。」


Uさん「うそっ!?言ってよ!!私のグループで生産止めてやるのに。」


僕「わかっています。次からは言うようにしますんで、時間があればよろしくお願いしますね!」


Uさん「ありがとね!!ごめんね!!」


こう言ってくれる人だから、僕はUさんには普段の御礼として現場を掃除してあげたかったのです。


僕の一日の流れは、早朝からの3S、そこから朝礼でみんなに今後の3Sの進め方を呼びかけ、各現場のチェックをしに僕が4課全体をまわる。


そしてそれが終わり要約自分のグループの生産を開始。


帰宅はだいたい晩の10時。


朝は4時半起き。


目が回りそうでした。


そんな日々だからあっという間にまた2週間が経って、社長達の来る日が来ました。


今回は指摘されたことも改善したし、いけるだろうと思いました。


いざ社長達が来て僕と4課の現場をまわり説明。


コンサル「前回言ったことは直してるね。それはいいんやけど、まだこの部分は許せないなー。あ、ここ危ない。パートさん怪我したらどうするの?」


はっきり言って、コンサル野郎のなんせ指摘が細かすぎる。


こっちからしたらどうでも良いようなレベルでした。


そして再び多くの指摘されて終わりました。


課長のところに戻るとまた怖い顔をしています。


点数はまた悪かったんでしょう。


課長「お前全然ダメやないか!!ちゃんと考えてやってんのか!!」


僕「すいません。」


次はみんなの前で声を荒げて怒られました。


その後、僕を心配してHくんがすぐ来てくれました。


Hくん「大丈夫ですか?えらい怒られてましたけど。」


僕「おう。きついわコレ・・・」


頑張ったら報われる、これは嘘なのかと思えて仕方ありませんでした。




つづく