PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

負けるな!! 〜第6話〜

こんばんは!!


何だかんだで第6話(笑)


「一体お前ごときの体験談いつまで続くんだ?」と思われた方もおられると思います(笑)


まあ暇つぶしになればと思い書いてますので、お時間あれば良かったら読んでやって下さい^_^


では続きをどうぞ!!




初めて手応えのある評価をもらい僕らすこしモチベーションが上がっていました。


これからこの調子でやれば逆転できるはずたと自分達に言い聞かせ、早朝からの3Sは欠かさず続けました。


ある朝、いつものように三人で3Sしていると「ガチャ」と4課のフロアのドアが開きました。


誰だと思った先にいたのは営業部の部長でした。


僕はこんな早朝から会社にいることで怒られると思い咄嗟に「あ、すいません。掃除してるだけなんで・・・」と言いました。


すると部長は、


「こんな朝早くから会社の鍵が空いてるから誰かと思ったわ!君らホンマよう頑張ってるな!俺もやることあってたまたま朝早く来たんやけど、今日は自分達に先越されたな。怪我だけはしたらあかんで。頑張りや!!」


笑顔で営業部の部長は去っていきました。


正直なところ早く来すぎて怒られるかと思いましたから安心しました。


僕からすれば腐った上司ばかりの会社でしたが、営業部の部長はまだ少し話せる人でした。


営業部だからあまり接触することはない人ですが、会ったら素敵な笑顔で「おはよう!」と返してくれました。


それだけで良い人とは言えないけど、その雰囲気からは人を惹きつけるような魅力を感じました。




早朝3Sを続けること三ヶ月目。


2週間に一回あるチェックは良かったり悪かったりを繰り返していました。


もちろん僕は課長には怒れてばかり(笑)


そして、あることで自分の気持ちは打ちのめされました。


3S委員会は半年間を通して行われるので、折り返し地点まで来ています。


自分の上司である課長を含め、各課の所属長たちは会議室に集まりここまでのトータル点数を聞きに行っていました。


もちろんその点数は自分達には伝えられません。


ただ、課長は物凄い怖い顔をして会議室から帰ってきました。


この顔はヤバイ・・・。


直感でわかりました。


そしてその直後。


課長「ちょっとみんな集まってもらえるか!」


生産しているみんなの手を止めて、いきなり4課全員を集めだしました。


「こんな忙しいときに何だよー」ってみんな思っていた中とりあえず全員集合。


かなり嫌な予感がしました。


課長「えー今日、これまで三ヶ月間の3S委員の全課トータル点数が発表されました。折り返し地点に来たわけですが、現状として言えることは決して良い状況はないと言うことです。〇〇、お前がしっかりしてないからこうなるねん!!お前の発想がいけてないねん!!わかってるんか!」


はやみんなの前で言われたい放題(笑)


パートのおばさんは若干引いていました。


メンタルの弱い僕はきつく言われすぎて頭が真っ白になってしまいました。


言葉のきつさから内心は「ここまでやって何でこうなるの?もう俺に言うのはやめてくれ。つらい。出来ない。」と完全に折られてしまいました。


課長が怖い顔で怒っていたのは覚えているのですが、途中から何も聞こえなくなりました。


僕は放心状態で突っ立ったまま話は終了し、各自の現場へ戻りました。


立ったままでいると、Hくんが「先輩大丈夫ですか?」と心配して声をかけてきました。


僕はもう誰とも話す気にもなれず、Hくんを無視してしまいさっさと歩いて行きました。


とにかく一人になりたくて4課の隅っこにある、あまり人が入らない物置部屋へ隠れました。


今でもよく覚えているのですが、物置部屋に入ってすぐにしゃがみ込みました。


そして物置部屋の汚い壁を見つめて、おもいっきり大きなタメ息をつきました。


「はぁー」


その瞬間、物凄い勢いで涙が流れてきました。


「もう無理・・・」


仕事場に戻るのが嫌などころか、仕事が嫌になって辞めたくなっていました。


現場へ戻り生産をする気力もなく、しゃがんで一人泣いていました。


男なのに弱虫ですごくカッコ悪いのは分かっていますが、あの時はどうしよもありませんでした。


すると、


ガチャ!!


物置部屋の扉が開きました。


ヤバイ誰か来た!!


おもっきり泣いてるのにどうしよう(笑)


振り返るとそこにいたのはやっぱりUさん。


心配して来てくれたのです。


Uさん「〇〇くん、さっき、あっ!」


僕に何か言おうとしたけど、僕の泣き顔を見て気まずくなったのか、すぐどこへ行きました。


僕はそのまま家に帰りたいところですが、生産の納期という現実が待っているため重い体を動かして現場に戻りました。


こんな日に限って生産量が多く、急がなければなりませんでしたが、早く動ける気力もなくタラタラと仕事をしていました。


その日はHくんもUさんも気を遣って僕のところに来ようとはしませんでした。


そして気がつけば晩9時。


4課は僕以外みんな帰宅して、フロアには僕しかいませんでした。


何とかその日の生産も終わり、機械のメンテナンスをしてましたが、静かなフロアに僕のため息ばかりが響いています。


頭の中は「なんでこうなるんだよ。」


その言葉が頭の中を永遠リピートしていました。


10時くらいになってそろそろ帰ろうかなと思ったとき、いきなり4課のフロアに誰か入ってきました。


誰だろう?こんな遅くに。


来たのはやはりUさんでした。


一旦は家に帰ったはずなのに、心配して会社へ戻ってきてくれたのです。


現場フロアには作業着でしか入ってはいけないのですが、会社には僕だけだったのでUさんは私服で入ってきていました。


Uさん「あっ!!やっぱりまだおった!!こんな遅くまで一人でやってほんと頑張ってるね。おつかれさん。今日辛かったね。」


僕「Uさん俺・・・」


Uさんの優しさでその場で大泣きしてしまいました、子供かってくらいに。


もう涙が止まりませんでした。


Uさん「つらいよね。こんだけ頑張ってるのにさ、あんな言われ方して。でもね、私達はみんな見てる。みんな知ってるんよ。誰が一番頑張ってるのか。パートさん達も見えないところで〇〇くんは頑張り屋だって言ってるんだよ。だから結果なんか気にせず頑張ればいいんやで!!」


僕「はい。ありがとうございます。」


そして僕の目をジッと見て強く言いました。


Uさん「負けるな!!」


そう言って優しく笑ったUさんの目にも涙が流れていました。


Uさん「〇〇くんが泣くから私も泣けてきたわ。それじゃ帰るね。〇〇くんも早く帰るんだよ。」


そう言って僕の机に缶コーヒーを置いて帰りました。


この日は怒られて本当に最悪な日でした。


しかし、人から大きな優しさをもらった最高の日でもありました。



つづく