こんばんは!!
いやー、昨日の井岡選手にはシビれまくりましたね!!
相手のパリクテ選手を見たとき井岡選手より体格が一回り大きく見えて、パワーがありそうに見えました。
体格やリーチではパリクテが有利だから接近戦は避けた方がよさそうだろと思いました。
実際に接近戦のシーンではヒヤヒヤする場面もありましたが、最後は一方的に井岡選手が相手を殴ってレフェリーストップ。
見事としか言いようがありませんでした。
井岡選手はパワータイプではなく技巧派で、それも日本では飛び抜けた技巧派です。
パワー競えば負ける相手を最後は技術でねじ伏せたのは凄いです。
自分としては試合の勝利の鍵は井岡選手の左ボディブローにあったように思います。
中盤からパリクテの動きが鈍くなったのは左ボディブローが効いていたからだと感じました。
井岡選手のパンチに派手さはないけど、その分無駄がなく精密機械のような的確さがあり、左ボディブローを何回もカウンターで合わせていました。
針の穴を通すような難しいパンチがピンポイントでパリクテの左ボディへ刺さっていた場面が何度もありました。
井岡選手は簡単そうにアレはやっていますが、アレはかなり難しくて増してや相手のレベルが世界レベルだとボディはなかなかあてられないのです。
パリクテ選手はボディをしっかりガードしていて効いてないような顔に見せかけていましたが、実際には効いておりそのせいでガードが下がっていましたし、明らかにボディブローを嫌がっていました。
ボディブローは一度効き始めるとガードの上から叩かれてもかなり響きます。
そして、ボディに意識を行かせて決めての右カウンター。
世界レベルの相手にお手本のようなボクシングをやってのけました。
井岡選手の書いた伏線の通りのシナリオになったんじゃないでしょうか。
4階級制覇したのは日本人で初めてですが、本当にとてつもないことです。
ちなみに僕は何度も井岡選手を近くで見たことがあります。
自分のいるジムに出稽古で何回も来ていました。
話したことはないものの、真面目で寡黙なイメージでした。
何回もジムに来ていたから有名人という感覚はありませんでしたが、今では世界的に有名になってしまいました。
同じ男としてカッコ良過ぎますね!!
チャンピオンになってからは防衛戦ですが、長期政権を築いてほしいです。
あんな姿を見せられると自分も頑張らなきゃなと思います。