PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

好きだった話

おはようございます!!


今回は昔読んだ漫画で好きだった話を紹介します。


で、その漫画のタイトルが全く思い出せません。


もうかなり昔に連載していた漫画で、僕が小学校6年生くらいのときに見ましたが、、毎回話が短編で終わって読みやすかったです。


そのときの話の一つで凄く好きな話がありました。


昔だから記憶が曖昧な部分はあるけど、大筋は合っていると思うので、良かったら読んでみて下さい(笑)


では、どうぞ!!





とある資産家の大きな家に目が生まれつき見えず、歩くこともできない車椅子に座った青年がいました。


その青年の目と足はどんな医者にも治すことが出来ず、生きてきてからそれまで治ることはありませんでした。


それでもその青年はいつか目が見えるようになり、自分の足で歩くことを夢見ていました。




その青年にはフィアンセがおり、顔がとても綺麗な女性でした。


ただ、フィアンセがその青年に近づいてきたのは、青年が好きではなくその家の莫大な資産が目的でした。


それがバレない様に好意を持ったフリをしていつも側にいるフィアンセ。


いつか結婚することを考えていました。





また、もう一人青年の側には女性がいました。


身の回りを常にお世話するメイドさんです。


このメイドさんは生まれつき顔がすごく醜かったのです。


それが原因で学校でいじめられて、学校を辞めてからずっとこの家にメイドとして雇ってもらっていました。


ちなみに漫画ではメイドの醜い顔は描かれておらず、メイドの後ろ姿ばかりが描かれていました。




顔は綺麗でも心の汚いフィアンセ、顔は醜くても心の綺麗なメイド、二人は対照的でした。


そして、フィアンセは陰でいつもメイドに酷い言葉を浴びせてイジメていたのです。





そんなあるとき、その家に一人の女性が訪ねてきました。


(漫画ではこの女性が主人公で、魔女のような力を持っています。)


その女性、突然訪ねてきたかと思えば自分には不思議な力があると言い、その青年の目と足を治せると言うのです。


当然その言葉を誰も信じるものはおらず、胡散臭いから追い返そうと思いました。


しかし、その家で飼われている弱った老犬をその女性が触った瞬間、老犬が元気に走り回りました。


その場にいた皆が驚き、ひょっとすると青年の目と足は治してもらえるかもしれないと思い、半信半疑ではあるものの青年の目と足を治療してもらうことにしました。


その女性が青年の目と足を触り、「あなたの目と足は一週間後に治るわ。その目には真実が見えるから」と意味深なことを言いその場を去りました。


老犬のことは驚いたとはいえ、その青年の目と足が治るとは誰も信じてはいませんでした。


その日の晩、青年はメイドさんへ「夜風を浴びたいから外に連れて行ってほしい」とお願いしました。


フィアンセは帰ったためいません。


メイドさんは青年の乗った車椅子をおしながら家の外へ出ました。


青年「もうすぐ目が見えるようになるんだね。」


メイドさん「はい。フィアンセである〇〇さんの顔が見るのは楽しみですね。」


青年「僕は〇〇さんの顔でなくキミの顔が見たいんだ。」


メイドさん「え?」


青年「僕は〇〇さんではなく、キミのことが好きなんだ。〇〇さんは財産目当てで僕の側にいるだけだよ。親同士の関係もあってなかなか切れない関係だけど、僕はずっと支えてくれたキミの顔が一番見たいんだ。」


メイドさんはこの言葉はすごく嬉しかったものの複雑でした。


何故なら自分の顔はすごく醜いから。


素直には喜べなかったのです。





そして一週間後。


青年は本当に車椅子から立ち上がり歩くことが出来ました。


皆驚きました。


あの女性が言った通りになったのです。


そして青年はそっと目を開けると、目の前には自分の部屋の景色が広がっていました。


青年は目が見える喜びから辺りを見回していました。


フィアンセ「目が見えるようになったのね!


話しかけてきたフィアンセ。


青年はそのフィアンセの顔を見ると、なんとそこに立っていたのはヘビの顔した女性が立っていました。


今まで話してきたフィアンセの顔が妖怪のようで、言葉も発することが出来ず怯える青年。


あきらかに青年の様子がおかしいと感じたフィアンセ。


フィアンセ「どうしたの?」




青年は恐怖のあまり「うわぁぁぁ!」とそこから逃げ出しました。


そして慌ててメイドさんを探したのです。


家中を探し回る青年、すると遂にずっと好きだったメイドさんの後ろ姿を見つけました。


大きな声で名前を読んでメイドさんを呼び止めようとしました。


メイドさんは自分の足で向かってくる青年を見て、目と足が治ったのだと分かり自分の顔を隠しながら慌てて部屋に隠れようとしました。


しかし、青年にすぐ追いつかれてしまったのです


メイドさんは自分の醜い顔を見られる悲しさから、泣きながら手で自分の顔を必死に隠していました。


しかし、青年はその手をそっと顔から離したのです。





そして、遂に青年はメイドさんの顔を始めて見たのです。


青年はメイドさんの顔を見ると優しくと笑い、「やっぱりキミは僕の思った通りの人だね。」と言いました。


青年の目にはそのメイドさんの顔が美女に写っていたのです。




こうなった理由は青年の目と足を治した女性にありました。


青年の目は見えるようになったものの、人の肉体的な顔でなく、人の心の顔が写ってしまうようになっていたのです。


女性が言った「その目には真実が見える」とはそういう意味だったのですね。


だから、青年の目にはフィアンセの顔が妖怪に写り、メイドの顔は美人に写ったということでした。


そして、その後青年とメイドは結婚して幸せに暮らしたという話でした。






以上です。




僕の感動は伝わりましたかね?(笑)


漫画で見ると泣けてくるんですが、文章にすると難しいですね。


この話の何が好きかって、イジメられていたメイドさんが最後に報われたってところです。


ずっと辛い思いをしたメイドさん、幸せになれて良かったなと漫画ながらに思いました。




ちなみにこの話の最後に作者が読者へ投げかけるような言葉を書かれていました。


「この目を持った青年は本当に幸せなんでしょうか」みたいなことが書かれていました。


たぶん青年は周りの人とは違う見方をしているから、捉え方によっては不幸かもしれないと言いたかったんだと思います。


しかし、僕個人の意見からすると青年は幸せだと思いました。


普通に目が見えたとしても、フィアンセの顔は綺麗で性格は悪く、メイドさんの顔は醜いけど性格は綺麗と、両極端になってしまうからです。


だったら青年にとってどっちが幸せだったかは言うまでもないと思います。


青年が死ぬまでメイドさんが美人に見えるのならお互いに幸せじゃないですか。


生まれてきた子供の顔がどうだとか細かい話はおいといて。




だけどもし、現実に青年の様な目を持った人間がいたとしたら、この世の中には綺麗な顔をした人は何人いるんでしょうね。


考えると恐ろしいです。


僕を含め醜い妖怪ばかりかもしれません。