PONTAkun’s blog

自分の生きてきた経験や思いを素直に書いてます

ちゃんとした愛情とは?

おはようございます!!


先週の話なんですが、僕が勤めている会社に面接を受ける人が来ました。


その人は男性で、たぶん40〜45歳くらい。


その男性は会社の中に入ったはいいけど、事務所の場所が分からなかったらしく、僕に「面接を受けにきたんですけど、どこに行ったらいいですか?」と聞いてきました。


僕「あ、面接の方ですね。こちらですよ。」


と、何気ない会話をしながら事務所へ案内しました。


僕はその人をパッと見た瞬間から何か違和感を感じていました。


何だろう、この違和感は・・・。


そして鈍感な僕は数分経って気付きました。


「あ、この人私服で面接に来てる・・・。」


しかも首元には金色のネックレス。


アルバイトの面接なら私服でいいと思うのですが、社員募集の面接で私服+ネックレスとはこの人は大丈夫か?


僕は正直そう思いました。


ただ、話した感じでは悪い人ではないのですが、いくら良い人で能力が高かったとしても私服で面接に来てしまった時点でアウトです。


僕は事務所へ案内をしたあと総務の人に「面接の方が来られましたよ。」と声をかけ、その人は応接室に案内されて行きました。


面接は総務課長が行なっていたのですが、10分くらいで終了。


どえらい短い面接でした。


面接の内容は分からないけど、おそらく総務課長が興味の無さからすぐに終わらせてしまったんでしょう。



僕は案内後、ついでに事務所でしばらく書類を印刷していると、面接を終えた総務課長が僕に話しかけて来ました。


課長「お疲れ様。あの人を事務所に案内してくれたの〇〇くんか?」


笑いながら声をかけてきました。


普段は接点がないため、ほとんど話すことのない総務課長がいきなり話しかけてくるもんだから、僕は少し戸惑ってしまいました。


僕「え?あ、そうですよ。」


課長「〇〇くんはあの人のことどう思った?」


僕「うーん、言い方が悪いですけど面接に来て私服でネックレスとはナメてますね(笑)」


課長「そうやな。俺もそう思ったわ。履歴書の写真も何年も前のものやったし、名前と学歴以外は白紙やってん。しかもシャーペンで書いてたわ。たぶんあの人は親からちゃんと愛情を受けて来なかったんやろうな。可哀想やわ。」


課長のこのセリフが妙に引っかかりました。


「親からの愛情をちゃんと受けて来なかったんやろうな。」


僕には真面目にどういう意味かわかりませんでした。


それから現場に戻ってもこのセリフが頭から離れず、どういう意味なのか自分なりに考えていました。


そして自分なりに考えてみた結果、おそらく課長が言いたいのはこういうことじゃないかと二通り考えました。


一つは親がいたものの放ったらかしにされて何も教えられず育った。


もう一つは親が元々いなかったから何も教えられず育ってきた。


この二つなのかなと思いました。



そこで両親のいた僕はちゃんとした愛情を受けたのか考えてみました。


僕は中学時代から進学塾に無理矢理いれられ、高校と大学も親に決められると言うがんじがらめの進路でした。


これはちゃんとした愛情を受けたことになるのか?


自分のやりたいことはいつも却下され、ずっと敷かれたレールの上を歩いてきました。


確かにそれすらも自分の責任ではあります。


しかしその結果、反動からか大学卒業後に就職せずボクシングをするという選択を選びました。


一人暮らしをして、アルバイトをしながらボクシングをするのは厳しかったですが、外の世界を見れて本当に良かったと思います。


大学時代に「高い学費を出してもらって大学へ行けることを有難いと思えよ。」と父親に言われましたが、僕は心の中で「そんなの頼んでねーよ」と思っていました。


僕は高校を卒業するときに漫画家になりたいという夢があり、父親に進路を「漫画家の専門学校に行かせてほしい」と頼みました。


すると父は「そんなもんに学費は出さん。大学へ行くと言うなら出してやる。」と言われました。


今思えばこのセリフを父親に言われた時点で、高校卒業と同時に家を出れば良かったと思います。


その当時の自分は本当に箱入り息子で、世間を知らずバイトすらしたことがないため、お金を貯める術が分かりませんでした。


そして親に流されるがまま大学へ。


世間では幼稚園から大学にしっかりと行くことが普通のように言われていますが、それは我が子が望んでいなくてもそうすべきなのか?


僕は高校3年生のとき「大学に行く気はない」と親に言うと、「お前のためだ!!」と言いました。


でも僕は「それは体裁を気にしているお前ら自身のためだろ」って思いました。


今では大学で専攻していたことと全く無関係の仕事をしています。


大学の授業には全く興味がなかったから。


両親は僕に「お前が親になったら俺や母さんの言っていたことがわかる日が来る。」と言っていました。


そして今、僕には二人の息子がいます。


両親の言いたかったことは未だにわからない。


むしろ僕は今でも本人を思うのなら縛り付けるのをやめた方がいいと思うんだけどな。


だったら子供にカッコつけて「夢を持て!!」なんて、沢山の選択肢のあるようなこと言うなよって思います。


最初から「頭のいい高校と大学へ行って良い会社に入りなさい」ってシンプルな答えを初めから言っとけばいいのに。


親のエゴを夢にすり替えるのだけは勘弁してほしい。


親からのちゃんとした愛情?


僕だってわからない。